縄文時代といえばなんといっても土器である。この縄文土器というのは、なんでもあの岡本太郎がが1952年に『みずゑ』誌上で「四次元との対話――縄文土器論」を発表するまで、縄文土器や土偶は美術品ではなく工芸品という扱いを受けていたそうだ。

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考古学者の小山修三氏によると、元々は煮炊き、貯蔵、食器など、単純な狩猟採集段階から脱した縄文社会の生活のかたちを作ってきたが、時代が進むにつれてそのような実用的な使い方から、アートとしての、つまり精神世界への触媒として土器が使われ始めたようなのである。

確かに、ただ実用的というだけであるならば、このような装飾はむしろ邪魔であるはずで、一説によると調理する過程においてその魔法的な力から、この土器に神が宿っていると考えられ、それを表現したのではないかというものがあった。

しかい実は私はこの土器よりも心惹かれるものがある、それは土偶である。アフリカのマスクなども好きなのであるが(どこかで取り上げる)、この土偶にも同じようなパワーを感じる。多産や豊穣を願い、儀式に使われていたそうで、あちら側とつながる為に作られたものだろう。