ウルトラヘブンとかいう漫画

たまたまググっていたら、この「ウルトラヘブン」とかいう漫画を偶然に見つけた(一体何をググっているんだ...)。全部で3巻まで出ていて、まだ完結していないようだ。1巻が2002年、2巻が2005年、3巻が2009年に発売されている。HUNTER×HUNTERを余裕で超える発売スピードの遅さだが、各感で完結しているとも感じ、既に作者的には完結しているのかもしれない、いや、というか書けないのかもしれない。

冒頭から面食らう設定で始まる。ポンプ、ベギラ、ゴモラ、フラットライン、アンプ、P。何を言っているかって?ウルトラヘブン内にでてくるワードだ。世界観を作る上での現実世界にないワード、それらを私たちは知らないし一度も使ったこともないのに、スッと入ってくるこの感覚。

少し話は脱線するが、フランスではバンド・デシネといって、日本人からする漫画が、海の向こうではアートの領域にいつのまにか入っていて、第9のアートとか言われている。

個人的に好きな二次元の技法が、やはりというべきか使われている。繰り返し、融解、分解、うねり、ゆれ、密度、時間の歪みなどである。便宜上、個人的にそう呼んでいるのだが、これらは"クる"なという絵画を主とする視覚表現に使われいる。また漫画の特徴でもある、色を使わなくても出来ることから、使わざるを得ないというべきか。

ピカソを筆頭に、古今東西の過去の変態共に絵画の世界でやりつくされているから、これを漫画という土台の上で21世紀に回したのは、なんともいえない。まぁとにかく読んで見て味わうことをお勧めする。